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初めての介護申請のやり方とは?手順や注意点を紹介

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介護申請手続きとは介護認定をしてもらうことで、いろいろなサービスや補助を受けるためのものです。

介護申請を初めて行うときは、何が必要なのか手順もよくわからないと悩んでしまう方もいます。そこで、この記事では介護申請の基本的なやり方や必要なもの、注意点についてくわしくご説明します。

そんな介護申請の方法で悩んでいる人や、どんなサービスが受けられるのか知りたい人はぜひチェックしてください。

介護申請とは?

介護申請は市区町村の窓口で、要介護認定(要支援認定)を受けるための申請手続きです。

申請したあとは職員から訪問、聞き取りを受けることで、介護認定してもらえるかどうか判断されます。介護認定の要介護度によって、受けられるサービスにも違いがあります。

どのような介護が、どれくらいの頻度、レベルで必要なのかを判定し、介護保険の加入者の証明書として介護保険被保険者証が交付されるのです。

介護保険は医療保険と似ていますが、医療保険は病気、ケガの治療に利用できるものです。介護保険は介護サービスのみで、年齢にも制限があります。医師による診断などが必要で、要支援認定か要介護認定がなければ受けられないサービスなのです。

認定後はその人に合わせたケアプランを作成します。ケアプランはどのような介護サービスを受けるのか、詳細なことを決めたプランであり、基本的には専門家に依頼して作成する流れが基本です。

要支援認定の場合

要支援認定は介護ではなく、生活にちょっとした支援が必要だと判断された場合です。

地域包括支援センターがケアプランを作成し、それをもとに介護予防サービスを利用できます。要支援1がもっとも軽度で、要支援2は食事やトイレなどは一人でできるものの、歩く際にサポートが必要になるといった身体機能の低下が目安です。

主に介護予防のための入浴介護、リハビリ、ショートステイなどが対象です。

要介護認定の場合

要介護認定は1~5があり、1は入浴、トイレなどの生活にも部分的に介護が必要な状態が目安です。要介護5は一人での日常生活が困難だと判断されるもっとも重い状態です。

介護度によって介護サービスを受けられる時間、支援限度額が上がります。

介護申請をする場所と必要なものとは?

介護申請をするには、決まった場所と必要なものがあります。

介護申請ができる場所

介護申請をする場所は、市区町村の役場の申請窓口です。介護保険被保険者証か、40~64歳までなら健康保険者証を持参しましょう。必要書類を提出したあとに訪問調査があります。

ある程度認定を受けるまでには時間がかかるため、早めに申請することが大切です。

介護申請の前にそろえておきたい必要なもの

介護申請の前にそろえておきたいものは、次の通りです。

  • 要介護認定申請書
  • マイナンバーなどの身分証明書
  • 印鑑(代行者が申請する場合)
  • 介護保険被保険者証
  • 健康保険被保険者証(40~64歳)

申請書のほかに身分証明書、介護保険か健康保険いずれかの保険者証を提出しましょう。

また、本人が窓口で申請できない場合は、代行者の申請を認めるものとして印鑑が必要です。

初めての介護申請の主な流れ

介護申請の流れは次の通りです。

  1. 必要書類を窓口に提出する
  2. 訪問調査の日を話し合って決める
  3. 訪問調査当日は市区町村のケアマネージャーや担当者が直接訪問する
  4. 訪問時に家族構成、健康状態、生活などの聞き取りを実施する
  5. 訪問調査の内容をもとにコンピューターによる一次判定をする
  6. 一次判定をもとに主治医による意見書作成依頼がされる
  7. 主治医意見書のもとに二次判定を行う(最終的に5名程度の審査会のもと介護・支援度が決定)
  8. 要介護認定の通知が届く

介護認定は訪問調査の聞き取りをもとに、厚生労働省が提供しているコンピューターによって一次判定を行います。まずはコンピューターによる公正な判断のもと、実際に聞き取りをした人々、医師による意見をもとに、一次判定とはちがう結果になることもあります。

二次判定で最終的に出された結果が、要介護度や要支援度になります。

介護申請をするときの注意点

介護申請をする際には、身体機能や認知機能などがチェックされます。まずは聞き取り調査にスムーズに応えられるように、本人の様子をまとめておきましょう。

また、万が一判定に納得がいないときは、介護保険審査会への申し立てや、変更申請をする方法があります。はじめての申請はとまどう部分もありますが、介護認定を受けることで心身や金銭的な負担の軽減にもつながります。

要介護度によって支給される保険料もかなり違いがあるため、しっかりと申請手続きの仕組みを理解しておきましょう。

まとめ

介護申請でははじめて手続きするときに、必要書類への記入のほか、自宅への訪問があります。介護度を認定されれば、介護サービスを受けられたり保険料も変わったりするため、今すぐは必要でないとしても知識として覚えておきましょう。

投稿者プロフィール

土屋 福美子
土屋 福美子
一般社団法人 包括あんしん協会 理事
株式会社 WISHLANE 取締役

【資格】
ファイナンシャルプランナー
おひとりさま終活士
終活アドバイザー
不動産後見アドバイザー

お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのライフシフトナビゲーター。
5000人超の保険コンサルティング実務経験から「お金、心、身体」のトータルサポートが必然だと実感しています。100年人生を生き抜く時代。
人生の終焉に自分の願う最後の言葉が残せるように笑顔と実現力を引き出すためのあなたの一生涯サポーターとして活動しています。

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