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おひとりさまがまとめておきたい理想の葬儀リストとは?

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おひとりさまの終活では、葬儀をどうしたいのか考えて備えておくことが大切です。
なぜなら、おひとりさまで頼れる親族がいない人は、自身が亡くなった後にこのような葬儀をしたいと希望しても手続きしてくれる人がいません。

前もって準備しておくことで、希望の葬儀を執り行えます。この記事では、おひとりさまが考えておきたい葬儀についてと、注意点についてご紹介します。

おひとりさまの終活 希望の葬儀を考えよう

おひとりさまの葬儀は、家族に任せる形ではなく自分でどうしたいのか決めて準備しておくことで、自分らしいエンディングにつながり、周囲への負担を減らせます。

よくニュースになる、おひとりさまの孤独死問題では、親族がいたとしても親族が身柄を引き受けずに行き場のない遺体となるケースがあります。その場合は、葬儀は執り行われずに、そのまま直接火葬して永代供養墓に合葬されるケースが多いのです。

周囲に迷惑をかけたくない、また親しい人だけにはお別れにきてもらいたいなど、おひとりさまが希望するお別れの方法や葬儀を考えている方もいるのではないでしょうか?
おひとりさまが希望の葬儀を行うためには、前もって準備を進めることが必要です。

元気なうちに葬儀の詳細について決めたり、参列者なども考えたりといった終活をはじめてみてはいかがでしょうか。

おひとりさまの葬儀を考えるポイント

おひとりさまが葬儀を考える上で、おさえておきたいポイントは、希望を事前に決めて伝えておくなどです。

葬儀を行うかどうかを決める

親族がいない、または少ないため葬儀は行わないという方も増えました。また、お世話になった知人や親族だけに来てもらうシンプルな葬儀や家族葬もあります。

おひとりさまは、ご自身が亡くなった事を伝える方法も決めておく必要があります。
そして意外と忘れがちなのは、「連絡して欲しくない人」について、手続きや連絡をしてくれる人にを伝えてない人が多いです。

連絡をするためには終活代行サービスなど、ご自身の死後にサポートしてくれるところを決めておきましょう。

葬儀費用について

葬儀費用は、ご自身が亡くなった後に自分で清算する事が出来ない為、生前に手続きしておく必要があります。

例えば、亡くなった場合は預金口座は凍結します。相続人以外は葬儀費用の引出しは基本的には出来ません。仲の良い友人や、相続人ではない親族は葬儀費用の引出しは出来ません。

そんなトラブルを防ぐために、例えばおひとりさまは、「死後事務委任契約」を結んで、事前にお金を預けておく必要があります。事前にお金を預けておく事が心配な方は、生命保険契約を締結すれば、生命保険で葬儀費用の支払いをしてくれる、包括あんしん協会という法人もあります。

きちんと手続きを行ってくれる法人を探して、安心できるサービスを活用していきましょう。

葬儀のタイプを決める

葬儀のタイプを明確にイメージ出来ている人は少ないので、複数の葬儀会社に見積もりを依頼してみましょう。

葬儀そのものも宗派にとらわれない無宗教葬や、音楽葬などもあります。

また、従来の葬儀の考え方とは違いますが、生前にお別れ会を開くという方もいらっしゃいます。

お世話になった人に、自分で感謝の気持ちを伝える事が出来、自分で決めた式を自分の目で確認する事が出来るのが大きなメリットです。

おひとりさまの希望の葬儀の考え方と注意点

おひとりさまの葬儀については、注意したいポイントがあります。

自分の希望を叶えることも大切ですが、確実に安全に行ってもらう為に次の点に気をつけましょう。

葬儀の費用をどうするか決める

葬儀の費用はご自身で支払うことはできません。そのため、生前に葬儀社に支払いを済ませておくか、死後の手続きを委任した人に預けておく形になります。

相続人以外の人に行ってもらう場合は、死後事務委任契約を結んで、葬式だけでなく埋葬、死後の事務に関する手続きをまとめて依頼することも出来るので検討してみましょう。

死後事務委任契約は、ご自身が亡くなった後に第三者に事務処理を委任する契約の為、公正証書にしておくことをお勧めします。

いずれにしても、信頼できる人や団体を見つける事が重要となります。

エンディングノートを作っておく

自分の希望の葬式を行うためには、エンディングノートを作っておきましょう。

おひとりさまの場合、亡くなった後の事を家族に託す事が難しい場合、他人や第三者が手続きを行うケースが多くなりますので、エンディングノートが残ってると希望がかなえられるだけでなく、周囲にかける迷惑が軽減できます。

エンディングノートはいつから書き始めても早いということはありません。その時の気持ちや希望の葬儀などを書き記し、生きている間にまた考えが変われば内容を変更更新できます。

元気なうちに早めにエンディングノートを作っておき、いざというときに備えましょう。

また、エンディングノートを作ることでご自身の死と向き合った結果、本当に心から望む今の生き方が明確になったという方も多くいます。

おひとりさま終活を相談できる先を見つける

おひとりさまの終活は、まだまだ一般的には浸透しておらず確立していません。

ですので、ご自身だけの考えで進めていく事が難しく、分からない知られていない部分が多いのです。

終活の専門家に相談して進めていくことが、希望の葬式を叶えるために必要なことです。

まだ早いと葬式などの終活について、考えることを後回しにしないでできるだけ早く準備

進めていくことが大切です。

葬儀に限らずに、エンディングノートの作り方からお墓のことまで、トータルで終活にについて考えてみましょう。

また自分自身が安心して生涯を過ごすためにも、おひとりさまの終活についての知識を学べる「おひとりさま終活士オンライン講座」の受講や勉強会などに参加してみるのもおすすめです。

投稿者プロフィール

土屋 福美子
土屋 福美子
一般社団法人 包括あんしん協会 理事
株式会社 WISHLANE 取締役

【資格】
ファイナンシャルプランナー
おひとりさま終活士
終活アドバイザー
不動産後見アドバイザー

お金だけでは解決できない想いを叶え、生きた証を後世へ橋渡しするためのライフシフトナビゲーター。
5000人超の保険コンサルティング実務経験から「お金、心、身体」のトータルサポートが必然だと実感しています。100年人生を生き抜く時代。
人生の終焉に自分の願う最後の言葉が残せるように笑顔と実現力を引き出すためのあなたの一生涯サポーターとして活動しています。

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