
ウィッシュレーン大和 泰子
豊島区エンディングノート書き方講座「いきがい」で講師としてお話ししましたので、ご報告です。

もしもの時のエンディングノート
今回は、「エンディングノート書き方講座」ですが、「生きがい」をテーマにした講座で。 との依頼者からのご希望です。 主催は、豊島区区民ひろば仰高運営協議会 共催は、豊島区社会福祉協議会 終活あんしんセンター 今年に入って5回所目の区民ひろばでの講座ですが、区民ひろばによってカラーが違います。 それもそのはず、運営は地域ごとに運営協議会が設立されNPO法人が行っています。 今回の区民ひろば仰高は、「いきいき部会」というネーミングにふさわしく「いきいき」「楽しく」多世代交流を目指されています。 入口のポスターや、会場の飾りつけ、参加者の誘導など、利用者が楽しく参加できる雰囲気つくりがされています。 運営側の方たちも動きもテキパキ、明るく気持ちのいい対応です。 そんな温かい雰囲気の中「エンディングノート書き方講座」をスタート 死んだ時の為のエンディングノート? というイメージををお持ちの方は多いはず・・・ 葬儀やお墓、相続など亡くなった時の為のエンディングノートと思われていますが 実は、生きている時やこれからどう生きていくかを整理するのも、エンディングノートは活躍します。 今回は、「生きがい」をテーマにしたエンディングノート書き方講座なので、 今すぐ書いておく必要のある項目を実際に書いてもらった後、「生きがい」についてのお話しをしました。 これだけは、今すぐ書いておく5つの事 ①本籍地 ②緊急連絡先 ③延命治療についての意思 ④かかりつけ医・ケアマネ ⑤ペットについて 今回も、延命治療について拒否するという参加者は9割超でした。 延命治療といっても色々。どんな状態で、どんな治療を拒否するか考えるのは時間がかかります。 豊島区社会福祉協議会が作成したエンディングノートは、この治療についての詳しい解説が載っています。エンディングノートと生きがいについて
エンディングノートは、決して死亡時の事を書くものではありません。 病気・認知症・介護の時の治療しながら生きていく時の希望も書いておきます。 そして、どんな生い立ちでどんな生き方をして、自分はどんな人なのかも書いておきます。 認知症になった時、介護してくれる人はこのような事が分かると介護しやすいそうです。 そして、これからやりたい事、生き方や在り方の希望をエンディングノートに書いておいてください。 「死」は「生きる」の延長線上のものです。 「どう生きるか」と「どう死ぬのか」は同じ在り方だと考えます。 エンディングノートは、「生きるためのノート」でもあります。 そして、どうせ生きるなら「生きがい」を持ってイキイキ生きれたらいいですよね。 そんな事をお伝えしたくて、今回は「生きがい」についてお話ししました。 高齢者へのアンケートの結果、「生きがい」と感じる事 【男性】 ①趣味やスポーツ ②家族と一緒にいるとき(特に配偶者) ③旅行 【女性】 ①家族や友人との団らん ②美味しい物を食す ③旅行 資料:2018年内閣府 高齢者白書より となっています。 男性と女性では、誰と何をしたいのかの違いがまた面白いです。みなさんの生きがいは何ですか?
自分の生きがいについてや、これからやりたい事や夢が明確になっていて 目標に向かって進んでいる。あるいは過ごしている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか・・・ 今回は、生きがいと感じる事は何なのか明確になってない人が明確にするファーストステップの やりたい事や夢を書き出すことの作業をしてもらいました。 私は20年前に、夢に向かってガンガン進んで行く20代・30代の方に「ドリームマップ」つくりのお手伝いをしてきました。 ドリームマップ作成には、5つのステップの作業があります。 最初に「やりたい事・夢・好きな事」を100個書き出してもらいます。 それらを話したり整理する作業があり、やりたい事の写真を大きな紙に貼ってビジュアル化させて完成させたのが「ドリームマップ」です。 20代・30代では、ドリームマップが完成すると目がキラキラになります。 世界で活躍しているスポーツ選手は、子供の頃にドリームマップを作った!とよく聞きます。 でも、今回の参加者は、70代・80代・・・90代前半の人・・・ 一抹の不安がよぎります。 どんな反応になるのか、初めての年代の方々なのでドキドキしました。 戦中・戦後の時代を我慢強く、本当にやりたい事や望みを抑えて生きて来た時代の人は やりたい事を諦めてしまい、忘れてしまっているのでは? やりたい事が書き出せるのだろうか? そんな中、「やりたい事を、思い浮かんだまま書き出してみてください」と言いました。 白い紙にサラサラ書き出していく人がたくさんいました。 そして、書き出したもので自分が重要だと思うものの写真を貼ってくださいね。 と話している時、参加者の方々の顔つきが、エンディングノートを書いている時の顔つきと全く違っていました。 目がキラキラしていたんです。光を放っているようなキラキラな目でした。こんな光景を見て私の方が驚き とても嬉しくなりました。 生きがいをみつける事、生きがいを持って生きていく事は何歳になっても必要だと深く思いました。 キラキラの高齢者が一人でも多く増えるといいな~ 本当は、もっと時間をかけて高齢者のドリームマップ作りを行いたいんですけどね。 時間が足りなく、初めの一歩のエッセンスだけお伝えしておわりました。
投稿者プロフィール

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株式会社 WishLane 代表取締役
一般社団法人包括あんしん協会 代表理事
【資格】
おひとりさま終活士
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
終活アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー
家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居の幸せ家族。
独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った。そして幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と熱い想いから、おひとりさま・おふたりさまの支援の実務をスタート。
「お金」「心身」「人」の3要素が環境や年齢とともに一人で自力ではどうにもならない時が訪れます。その時に、私たちが家族のように寄り添うサポート事業を運営。
まt、このような支援が出来る「おひとりさま終活士」の輩出活動中。
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