終活という言葉が広がりを見せてから、すでに数年がたっています。その中でも葬儀のことやお墓のことは、早めに考えておきたいポイントです。
そんな中で終活の情報を集める方法として、注目されているのが終活ツアーです。終活ツアーでは自分の生と死について向き合えるような企画が考えられています。
この記事では今注目の終活ツアーとは何か、行き先やコースの例をご紹介します。
今話題の終活ツアーとは？
終活ツアーとは、自分のエンディングについて考えるような行き先をめぐる旅行です。行き先はツアーによって異なりますが、主に墓地や納骨堂などの見学が中心です。
実際にどのような最新の設備があるのか、人気の墓地の周辺をめぐることで、どのようなエンディングを迎えたいのか考えたり、じっくりと墓地探しができたりします。
特に墓地の見学は自分ひとりで申し込んだうえで、現地まで足を運ぶのは体力的にも精神的にもきつい部分があるものです。
しかし人気の墓地や納骨堂などを旅行としてめぐるなら、気楽なうえほかの終活仲間と出会うきっかけにもつながります。
近年終活への注目が高まっているからこそ、終活に関心のある人に向けたツアーはさまざまなコースがあります。
ほかにも、いろいろな行き先があるため自分が興味のあるジャンルの行き先を探してみてはいかがでしょうか。
終活ツアーの人気の行き先
終活ツアーは具体的にどんなところに行くのでしょうか？人気の行き先をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
樹木葬や海洋葬の見学
終活ツアーで人気のコースは、自然あふれる樹木葬をしている墓地に行ったり、海洋葬をしているところの近くに足を運んだりするものです。
中にはチャーターした船に乗って、実際に散骨ができるエリアまで行くプランもあります。
遺灰の代わりに小麦粉などの粉をまくような疑似体験ができる終活ツアーもあり、実際に海洋葬がどのように行われるのか体験できます。
お寺への参拝
自分自身のエンディングを見つめなおし、死生観を考えるきっかけになるツアーとしてお寺に参拝するコースも人気です。
有名なお寺に足を運び、荘厳な雰囲気を味わうことで、心身をリフレッシュできます。
お寺の僧侶から宗教についてのありがたい話を聞く機会もあり、自分自身の考えを改めたり新しい気付きを得たりするきっかけになります。
入棺体験
終活ツアーの中には、棺桶に入ってエンディングを体験できるような入棺体験を行っているところもあります。
実際に棺桶に入って何分かフタを閉めたうえで、静寂の世界を経験します。
入棺体験をきっかけに死と向き合い、中にはこれまでの悩みが吹き飛ぶようなすっきりとした気分になる人もいます。
入棺体験では複数の棺桶に入れるところもあるため、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
遺影の撮影体験
終活ツアーの中には写真館に行って、カメラマンによる本格的な遺影撮影を体験できるプランもあります。
実際に気に入った写真があれば購入できるコースもあります。
また、遺影撮影をメインとしたプランなら、ヘアメイクをしてもらい、さらにお気に入りの衣類に着替えるなどして、実際の遺影に使うための撮影を行うこともあります。
エンディングノートを書く講座
エンディングノートの書き方を勉強できる講座があるツアーも人気です。最初に観光をしたうえで、エンディングノートの書き方をホテルや食事処で学びながら書いていきます。
エンディングノートに興味があるものの、どのように書いていいかわからない、書きたい内容が思いつかないといった方もいます。
そんな方でも講師から学ぶことで、自分自身の気持ちをうまく書き出すきっかけになります。終活カウンセラーなどのプロが講師として、記入する際のコツや書いた方が良い情報などを教えてくれます。
終活ツアーに参加するうえで大切なポイント
終活ツアーに参加するのなら、まずは自分がもっとも興味のある分野について学べるか、見学できるか確認しましょう。
特に終活ツアーは単純に観光するだけでなく、いろいろな学びを得られます。また、終活ツアーは新しい出会いがあることも特徴です。
自分自身が観光するだけでなく、周りの人も同じ目的を持っているからこそ交流しやすいという魅力があります。
ぜひ周囲の人と会話をするなど、終活について相談できる友人や墓友を作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
終活ツアーは最近さまざまな観光会社や、終活に関する業者が提供しています。同じような年代、考えの仲間とも出会えるうえ、最新の霊園など散骨、入棺体験などができます。
ぜひ気になる終活ツアーがあれば、参加してみてはいかがでしょうか？
投稿者プロフィール
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株式会社 WishLane 代表取締役
一般社団法人包括あんしん協会 代表理事
【資格】
おひとりさま終活士
CFP®（ファイナンシャルプランナー）
終活アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー
家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居の幸せ家族。
独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った。そして幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と熱い想いから、おひとりさま・おふたりさまの支援の実務をスタート。
「お金」「心身」「人」の３要素が環境や年齢とともに一人で自力ではどうにもならない時が訪れます。その時に、私たちが家族のように寄り添うサポート事業を運営。
まｔ、このような支援が出来る「おひとりさま終活士」の輩出活動中。
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