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免許返納をする基準は?返納するときの手順や注意点

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高齢者ドライバーによる事故は、年々増加傾向にあります。

そろそろ自動車の運転を卒業しようと、免許証の自主返納を考える方もいるのではないでしょうか。この記事では、免許返納をする基準や、手順、注意点をご紹介します。

免許返納を考える3つの基準とは?

免許返納を考える基準は、自分だけではどうしてもわかりづらいものです。特にブレーキを踏むタイミングが遅れる、まわりの人に気づかないといった認知機能の低下は自覚できないもの。

それゆえに免許返納を考えたいポイントを知ることで、どのタイミングで免許を返納するといいのか判断しやすくなります。ここでは代表的な3つのポイントをご説明します。

退職や引っ越しで自家用車を乗る機会が減った

退職によって毎日の運転が不要になった方や、引っ越しによって徒歩や電車、バスによる移動でも十分に生活できる方は、免許を返納してもそこまで生活に影響が出づらいです。

特にシニアになると自分で運転して遠方まで旅行にいく機会も減るものです。だからこそ、自家用車は手放して公共機関だけで生活できそうなら、免許返納を考えても問題ありません。

信号や人に気づかないなどの判断力の低下

免許返納をする基準は、運転していてひやっとする場面が増えることがあげられます。特に信号の変化に気づくまで時間がかかったり、横断歩道にいる人に対して、ブレーキを踏むまで少し時間がかかったなど判断力が低下しているときは要注意です。

自分自身でブレーキを踏むタイミングが遅くなったと感じるようであれば、免許返納を考えてみてはいかがでしょうか。

うまく駐車できない

運転技術の低下で起こりやすい問題が、これまでできていたことができない点です。特にスーパーなどのせまい駐車場に、うまく駐車できなくなったり、何度ハンドルを切っても枠からはみ出したりした経験はありませんか?

年齢を重ねるごとにどうしても認知機能は低下してしまいます。駐車場にうまく停められなくなった、バックで駐車しようとすると後ろをよく確認できなくて、車体をぶつけそうになったといった経験があれば、1つの運転を卒業する目安になります。

免許を返納するときの手順

免許返納は特に年齢制限がなく、誰でもいつでも行えます。その手順は次の通りです。
平均は75歳前後ですが、免許の自主返納によって受けられる交通機関の割引といった特典は、64歳以上が対象になります。

  1. 有効期限が残っている運転免許は地域の警察署の交通課に持っていく
  2. 返納手続き後に運転経歴証明書の手続きを申し込む
  3. 総合交通センターなら即日、地域の警察署なら2週間程度で到着する

運転経歴証明書は、運転免許の自主返納を行った日か運転免許の有効期限が切れた日から5年分の運転経歴が書かれているカードです。以前運転免許証を持っていた証になるだけでなく、身分証明の代わりに使えます。

免許返納の注意点と返納後の生活について

免許返納のあとは、自家用車がない環境だからこそ知っておきたいことや、得する情報があります。

運転経歴証明書を申請しないとほかの身分証が必要

免許を返納すると、これまで身分証明書として使っている場合今後必要になった際に困ることがあります。そのために、免許返納後に改めて運転経歴証明書の申請が必要です。

運転経歴証明書も早めに申請して、受け取っておきましょう。

免許返納による都道府県別の特典を受けられる

免許返納のあとに運転経歴証明書を作ると、バス、タクシーといった運賃の割引などの特典があります。

また東京都内であれば、デパートの配送サービス、ホテルやレストランでの食事の割引など、いろいろな特典があります。

対象スーパーによっては会計から5%オフなど、お得に買い物できる特典が用意されています。

参考:高齢者運転免許自主返納サポート協議会加盟企業・団体の特典一覧

免許返納がむずかしいなら最新運転サポートを活用しよう

せめて働いているうちは自家用車がほしい、いざという時に車がないと不便といった地方在住の方は、すぐに免許返納をしたくてもできないケースもあります。

そんなときは最新の運転技術をサポートしてくれる車を選ぶことも1つの方法です。たとえば、バックカメラつきの車なら駐車がスムーズになります。自動運転サポートの技術も発展していて、アラームで危険を知らせてくれるなど、運転が苦手な人でも安心して利用できる車が増えています。

定年後すぐに免許返納はむずかしいけれど、事故防止になることを意識したいといった方におすすめです。

まとめ

運転免許の返納は、65歳以上が行うことでいろいろな特典があります。

事故は起きてからでは取り返しがつかないことにつながってしまいます。もし返納しても生活できる環境なら、免許返納を考えてみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

大和泰子
大和泰子
株式会社 WishLane 代表取締役
一般社団法人包括あんしん協会 代表理事
【資格】
おひとりさま終活士
CFP®(ファイナンシャルプランナー)
終活アドバイザー®
高齢者住まいアドバイザー

家族に恵まれなかった幼少時代の不安と孤独を突破し、今は3世代同居の幸せ家族。
独りで誰にも看取られず亡くなる顧客を何人か見送った。そして幼少の頃の孤独と重なり「孤独で苦しむ人を減らしたい」と熱い想いから、おひとりさま・おふたりさまの支援の実務をスタート。
「お金」「心身」「人」の3要素が環境や年齢とともに一人で自力ではどうにもならない時が訪れます。その時に、私たちが家族のように寄り添うサポート事業を運営。
まt、このような支援が出来る「おひとりさま終活士」の輩出活動中。

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